こんにちは。本日は、後田亨さん、永田宏さん共著の『いらない保険』について、私の視点から考察してみたいと思います。
はじめに
多くの人が悩む保険選び。「入っておいた方が安心」という気持ちから、必要以上の保険に加入してしまっている人は少なくありません。本書は、そんな「過剰な保険」の実態に切り込み、本当に必要な保障とは何かを考えさせてくれる一冊です。今回は、本書の内容を踏まえた上で、実践的な保険の選び方についてご説明します。
第1ステップ:現状把握
まずは棚卸しから
加入している保険の一覧を作成
- 保険の種類(生命保険、医療保険など)
- 月々の保険料
- 保障内容と保障額
- 契約期間
年間支払額の確認
- すべての保険料を合計し、年間でいくら支払っているか確認
- 家計収入に対する保険料の割合をチェック(目安は収入の5%以内)
第2ステップ:本当に必要な保障を見極める
ライフステージごとの必要保障
独身時代
- 死亡保険は原則不要
- 医療保険は必要最小限(入院給付金程度)
- 傷害保険や所得補償保険を検討
結婚後(共働き)
- 死亡保険は住宅ローンがある場合のみ
- 医療保険は基本的な保障で十分
- 所得補償保険の検討
子育て世代
- 死亡保険は要検討(教育費用も考慮)
- 医療保険は家族型を検討
- 学資保険は預貯金で代替可能
シニア世代
- 死亡保険は減額または解約を検討
- 医療保険は継続(新規加入は高額になるため)
- 介護保険の検討
第3ステップ:具体的な見直し方法
1. 不要な保障のカット
- 死亡保険の保障額が過剰な場合は減額
- 特約の見直し(がん特約、三大疾病特約など本当に必要か検討)
- 掛け捨てと貯蓄性保険の重複確認
2. 公的保険の活用
- 健康保険の高額療養費制度の理解
- 国民年金、厚生年金の給付内容確認
- 労災保険の適用範囲の確認
3. 必要な保障の選択
死亡保険
- 必要保障額 = (遺族の生活費 × 年数)+ 住宅ローン残高 - 貯蓄額
- 定期保険を基本とし、終身保険は慎重に検討
医療保険
- 入院給付金は日額5,000円程度から検討
- 入院時の実費を考慮(個室料金など)
- 契約期間は60歳または65歳までを目安に
具体的なアクションプラン
1. 1ヶ月以内にすべき事
- 現在の保険証券を集める
- 保障内容と保険料の一覧表を作成
- 家族構成と収入状況の確認
2. 3ヶ月以内にすべき事
- 不要な保障の見直し
- 複数の保険会社から見積もりを取得
- 必要に応じてファイナンシャルプランナーに相談
3. 6ヶ月以内にすべき事
- 保険の見直しを完了
- 新しい保障内容に変更
- 削減した保険料は資産形成に回す
まとめ:賢い保険選びの3原則
1. 必要最小限の保障に絞る
- 「あったら安心」は過剰保障のもと
- リスクの優先順位をつける
2. 掛け捨ての活用
- 保険と貯蓄は分けて考える
- 貯蓄は投資信託や預金で行う
3. 定期的な見直し
- ライフステージの変化に合わせる
- 最低年1回は保障内容をチェック
参考文献
後田亨さん、永田宏さん 『いらない保険』 (2019)
※本記事は『いらない保険』の内容を参考に、一般的な考え方をまとめたものです。実際の保険選びは、個々の状況に応じて異なりますので、必要に応じて専門家にご相談ください。
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